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小説と音楽と日々

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「第二音楽室」

私の通った小中学校は、音楽が好きな先生が多く、
そのせいか、生徒も音楽が好きな子が多かった気がします。
鼓笛隊、合唱コンクール、作曲の授業、どれもとても楽しかった記憶があります。
中学校の卒業式は、卒業生が作詞作曲した歌を全校生徒で歌うのが伝統で、
わたしは今でも自分たちの学年の卒業歌をときどき思い出します。
出来ることならもう一度、あの頃に帰って音楽の授業を受けてみたい。

そんなわけで、佐藤多佳子さんの新刊です。
「School and Music」と表紙に書かれている通り、
音楽と学校にまつわる四つの物語が収録された、ノスタルジックな短編集です。

とても良かったです。
音楽室の懐かしい空気を思い出すような短編集でした。
四編すべてに音楽が出てきます。
小学校の鼓笛隊、音楽の歌のテスト、リコーダーアンサンブル。

それから最後に収録されている「裸樹」は、高校の軽音部のバンドの話です。
中二のとき、ささいなことから無視されるようになり、
不登校になった女の子が主人公です。
公園で女の人が弾き語りをしていた「裸樹」という曲に出会い、
その曲が彼女を支え続けます。
がんばって入学した高校で、バンドを組みベースを弾くようになり、
ある日、もう一度あのときの曲に再会するのですがー…。

たったひとつの曲に支えられることって本当にあるのだよね。
その曲がきっかけで、人生が変わってしまうことも。
読んでいるあいだ、そんな気持ちを思い出して、ドキドキしていました。
すごくいい話なので、音楽が好きな人にはぜひ読んでほしいです。

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